食べてもないのに高血糖!?(((;゚д゚;))  シックデイに気を付けよう٩(ˊᗜˋ*)و

糖尿病あるある

糖質制限をきちんとしているにもかかわらず、血糖爆上がりした経験の方、いらっしゃいませんか?

通常、食事で直接的に血糖を上げるのは糖質ですが、糖質制限をしていても糖尿人は血糖が爆上がりすることがあります。

私もいくつか経験しているんですが、代表的なもの二つ紹介しますね。「ほう~。(*゚д゚))なるほど~。」と思っていただけると思いますよ

一つは シックディです

これは糖尿人が体調不良になり、血糖が乱高下する状態をいうのですが、高熱や大病でなくてもあり得るので要注意です。シックディで検索すると、ウィキペディアにもちゃんと載っていますし、糖尿学会サイトにも書かれていることなので珍しいことではありません。そういうサイトは服薬していたりインスリンを打っている人向けに注意が書かれていますが、糖尿人である限り服薬していない σ(`・д・´)でも十分あります。そして普段血糖測定していない人には自覚がないから、高血糖に気づかない場合が多いのです。服薬治療やインスリンを受けている人はすでにご存じかもしれませんが、糖尿人がシックディになったときの「シックディルール」というものもありますので、ぜひ検索してみてください。特に治療を受けている人は主治医に相談して早々に手を打ちましょう。

と、前置きが長くなったところで、シックディについて素朴な疑問が湧いている方はいませんか??

「なんで体調悪くて飯食えないのに血糖上がるの??( ̄□ ̄#)」って。

風邪をひいたときなんか食事が食べられなくなったりして、普通なら血糖は下がると思いますよね?
ところがどっこいです。
風邪を引くと血糖は上がる(ことが多い)のです。
もちろん、インフルエンザや、他の感染症、発熱、食あたりによる腹痛・吐気・嘔吐なども同様に起こります。
食べないのにあがるなんて不思議ですね~。

これは、体にとって負担となる症状が現れたら、人間の体からストレスホルモンが分泌されるからなんです。
ストレスホルモンは血糖を上げるほうに働きます。
人間の体にもともと備わっている防御反応みたいなもんなんですね。
原始時代とかは敵に襲われたらすぐ逃げなきゃいけないので、侵襲を感じたらすぐに血糖をあげる必要があったんでしょうね。(知らんけど)
ストレスホルモンは数種類存在してコルチゾル(ステロイドホルモン)、グルカゴン、カテコラミン、成長ホルモンなどです。
ストレスホルモンは、肝臓がブドウ糖を血液中に放出する作用を促したり、
膵臓からインスリンが分泌されるのを抑制したり、つまり血糖値を上げるように作用します。

感染症にかかっているときはインスリン抵抗性が強くなるので、さらに血糖値が高くなります。

ストレスホルモンのくだり以下は糖尿病専門外来の医者に教えてもらいましたけど、その医者曰く

「通常風邪で血糖値が乱れたとしても、風邪が治ればたいていの人はもとの血糖値におさまってくる。あと、発熱による脱水もそれだけで血管内の血が濃くなるから高血糖の原因になる」ということも言っておりました。つまり軽い場合はまず、原疾患の治療が大事ってことですね。

私は一度、咽頭炎でひどい熱が出て、なにも喉を通らなくなったのに血糖が爆上がりしたことがありました。もちろん咽頭炎が治ると血糖も安定しましたよ。(*゚▽゚)ノ

糖尿人はいろんな意味で他の病気にかからないように気をつけなきゃですね。

(もちろん、内服などの治療をしている人は低血糖の可能性もあるのですぐにかかりつけ医に相談が鉄則ですよ~。)

咽頭炎ついでにもう一つ  ステロイドについて

これは痛い体験談ですが、前述の咽頭炎時に耳鼻科でステロイドの点滴を受けたんです。

あまりに痛かったので、点滴をしてもらったことでほっとしたのですが、帰ってから血糖測ると、ただでさえシックディで高くなっていた血糖がさらに爆上がり。200を超えたまま5時間以上戻らなくなってあせりました(·_·;)

落ち着いて明細書見ると点滴の中にプレドニン(炎症やアレルギーを抑えるステロイド剤)が入っていたことが判明。

その時の日記がこちら ↓

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・・・・・え??ステロイドいれるなんて聞いてないぞ・・しかし炎症を抑えるんだから耳鼻科ではセオリーか・・・・・
あ・・・もしやもしや~・・・・と思って血糖測ると、(気づいたのはすでに食後)
おおあたり~食後一時間で245。その後も一時間おきに測るけど250から下がってこない。焦る~~~このままだったらどうしよう。
びえ~~~。恐るべしステロイド。
あ~~~やってもた・・・・。
初心の問診票にちゃんと書かなかった私が悪い。
その後測ること6時間。夜中にやっと160
朝は下がっていたけど、今日の点滴どうしてくれよう・・・・
でも行かないとよくならない。」ヾ(๑)ツ三ヾ(๑ ³ㅿ³)ノ

(当時の写真)↑

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・・・・今読むと可笑しく振り返れるんですが(^^;)精神的ストレスでさらに血糖が上がりそうな日記ですね。

プレドニンはインスリン拮抗ホルモン。肝臓での糖新生を促したり、インスリン感受性を低下させたりで、つまり血糖値を上昇させる作用があります。シックディにプレドニン。この時は高血糖の相乗作用でした。(ーー;)でももちろん、このプレドニンは咽頭炎に必要だったわけで、(ものすごく痛くて早く治してほしかったし)次回点滴の時には耳鼻科医によくよく相談して、プレドニンの量を半分にしてもらいました。その夜は食事に気を付けながら、ずっと血糖を測っていました。

糖尿人は、他科受診時も「糖尿です」と必ず言いましょうね(^^)b

そのほか、体調不良以外にも、過度のストレスや激しい運動でも血糖はあがります。プチシック状態ですね。(^^)b 人間はそもそもストレスに対して血糖上がるようにできていて、それを抑制するインスリンが出ないのが糖尿人ってことです。

体調良くても「暁現象」みたいな糖新生がありますが、長くなるのでそれはまた違う機会にお話ししたいと思います。(^^)/

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